drush の sql:sync コマンドについて:
コマンドヘルプ
元サイトから転送先サイトにデータベースをコピーする。データの転送には rsync を使用する。
使用例
- drush sql:sync @source @self
エイリアス 'source' のサイトからローカルサイトにデータベースをコピーする。 - drush sql:sync @self @target
ローカルサイトからエイリアス 'target' のサイトにデータベースをコピーする。 - drush sql:sync #prod #dev
/sites/prod のサイトから /sites/dev のサイトにデータベースをコピーする(マルチサイトのインストール)。
引数
- source
コピー元となるデータベースを持つサイトのサイトエイリアス、または /sites 内のサブディレクトリ名。 - target
データベースを置換する対象となるサイトのサイトエイリアス、または /sites 内のサブディレクトリ名。
オプション
- --no-dump
SQL データベースをダンプしない。常に既存のダンプ ファイルを使用する。 - --no-sync
データベース ダンプ ファイルを元サイトから転送先に rsync しない。 - --runner=RUNNER
rsync コマンドを実行する場所。デフォルトではローカルサイト。source か target を指定できる。 - --create-db
転送先マシン上でデータベース ダンプをインポートする前に新しいデータベースを作成する。 - --db-su=DB-SU
新しいデータベースを作成する際に使用するアカウント(例:root)。 - --db-su-pw=DB-SU-PW
db-su アカウントのパスワード。 - --target-dump=TARGET-DUMP
転送先マシン上で SQL ダンプを保存するパス。 - --source-dump[=SOURCE-DUMP]
転送元マシン上で SQL ダンプを読み込むパス。 - --extra-dump[=EXTRA-DUMP]
データベースのダンプ処理(例:mysqldump コマンド)にカスタムの引数やオプションを追加する。 - --skip-tables-key=SKIP-TABLES-KEY
$skip_tables 配列のキー。example.drush.yml を参照。 - --structure-tables-key=STRUCTURE-TABLES-KEY
structure_tables 配列のキー。example.drush.yml を参照。 - --tables-key=TABLES-KEY
$tables 配列のキー。 - --skip-tables-list=SKIP-TABLES-LIST
完全に除外するテーブルのカンマ区切りリスト。 - --structure-tables-list=STRUCTURE-TABLES-LIST
構造として含めるがデータは含めないテーブルのカンマ区切りリスト。 - --tables-list=TABLES-LIST
転送するテーブルのカンマ区切りリスト。
関連トピック
- Creating site aliases for running Drush on remote sites
- Example policy file
- Drush configuration example
- Extend sql-sync to allow transfer of the sql dump file via http
エイリアス
- sql-sync
参考資料
- sql:sync(drush.org)