去る 2014年6月13日~14日に OSC 2014 Hokkaido が開催され、2日目の14日に Drupal ユーザグループとして出展参加させていただきました。また、参加14日の前夜イベントとして Drupal Cafe in SAPPORO を開催しましたので、以下レポートします。
Drupal Cafe in SAPPORO
日時:2014年6月13日(金)18:30~20:30
場所:札幌市産業振興センター/セミナールーム6
http://atnd.org/events/51759
http://www.meetup.com/Drupal_Cafe/events/187028792/
Drupal Cafe は、コミュニティ・メンバーのリアルな場での交流をメインの目的とした定期イベント。2014年4月に京都で開催された Drupal Camp とともに国内で最も著名な Drupal 関連イベントのひとつで、Drupal ユーザグループの qchan 氏が中心となって運営されています。
qchan 氏、kyoko.ja 氏を含む 3 名の Drupal Cafe 関係者が OSC 2014 Hokkaido に来ていただけるとのことで、その前夜イベントを提案したところ快諾いただき、Drupal Cafe in SAPPORO として実現しました。
当日は、以前勉強会に参加された方のほか、札幌で Drupal の案件を手がけている制作会社さんからの新参加もあり、過去最多の人数での開催となりました。
直前に到着したばかりの qchan、kyoko.ja の両氏がさっそく Drupal のレクチャをスタート。他所では聴けない情報満載で、なかでも DrupalCon や海外のコミュニティにまつわる裏話など、Drupal のリアルな現在 (いま) を知ることができました。
その後、輪になるように席を移動、お土産の生八つ橋(写真撮り忘れました…)をいただきながら全員の自己紹介タイム。和やかな雰囲気の中で、徐々に経験豊富な開発者が多いことが明らかに。
いま抱えているという不具合の質問が出ると「この場で調べてみましょうか」と声が上がり、ターミナルでソースを開いてライブ デバッグが始まる一幕も。皆で議論しながら原因箇所を突き止めました。これはもう立派な開発コミュニティですね。
予定の終了時刻を過ぎ、デバッグを続けたい空気にごめんなさい…この場はここまで。参加された皆さん相互で名刺交換などしつつ会場を撤収し、近くの「鶏家とことん 東札幌店」に移動しました。
懇親会では豆乳しゃぶしゃぶ鍋をつつきながら話のつづき、より広いテーマで、より深く熱く盛り上がりました。サプライズ企画のケーキには似顔絵と Drupalicon も登場!?
(このケーキ、似顔絵と Drupalicon のクォリティもさることながら味も素晴らしく、翌日の OSC 会場で募った試食でも好評だったそうです)
OSC 2014 Hokkaido
翌日の2014年6月14日(土)は、OSC 2014 Hokkaido に Drupal ユーザグループとして参加させていただきました。
オープンソースカンファレンス 2014 Hokkaido
2014年6月13日(金) 13:00~18:20(セミナーのみ)
2014年6月14日(土) 10:00~18:10(展示は16:00まで)
会場:札幌市産業振興センター 産業振興棟
企画運営:株式会社びぎねっと
前日の Drupal Cafe でお世話になった qchan、kyoko.ja の両氏は「どぅるーぱる」はっぴを纏って登場。また HTML5 関連イベントで PhoneGap セミナーの講師として札幌に来ていた abechiyo2000 氏も応援に駆けつけてくださいました。札幌からは、kyk さん、blauerberg さんと私がスタッフとして参加。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
展示
会場は数多くのブースが所せましとひしめき、どの展示もとても気合が入っていました。午後は来場者数が増えて熱気に満ちあふれ、改めてこのイベントのパワーを思い知らされました。
Drupal ブースでは、次期 Drupal 8 のデモ環境をノートパソコンに構築し、Views モジュールのサンプルを含むデモンストレーションを展示。次回はさらに何か Drupal の良さをアピールできる展示を用意できればと思います。
セミナー
セミナーも Drupal ユーザグループとして実施し、qchan 氏、kyoko.ja 氏、blauerberg さんと共に Drupal の概要、コミュニティ、コンテンツタイプと Views モジュール等の紹介を行いました。また、abechiyo2000 氏はパワーユーザーの立場でセッションに参加いただき、質問への回答として貴重な経験を披露いただきました。
予想以上に多くの人が来場し、時間が足りなくなるくらい多くの質問をいただきました。コンテンツの非公開編集やリビジョン管理、新しいリビジョンの公開と差し換えのタイミング指定、単一インストール環境で複数ホームページを統合管理する方法などなど、いずれも Drupal が得意とする分野で、まさにこちらとして「嬉しい質問」ばかり。いずれも好意的な内容で真剣な質問だったことに感謝しつつ、より多くの人に Drupal の機能を知ってもらい、活用してもらえる活動の必要性を改めて感じました。
基調講演、LT&大抽選会、大懇親会
16:00 に展示会場を撤収後、基調講演と LT&大抽選会にも参加しました。大抽選会のじゃんけん大会では、Drupal ユーザグループから kyoko.ja 氏が見事商品をゲット。勝者の弁を「どぅるーぱる」はっぴ姿で語り、さりげなく Drupal ユーザグループの存在感をアピールしました。
終了後、送迎バスで大懇親会会場のアサヒビール園はまなす館へ移動。懇親会ではさまざまな OSS コミュニティの皆さんと共にジンギスカンとビールを楽しみ、交流する機会が得られました。
まとめ
Drupal ユーザグループとして OSC 2014 Hokkaido への参加を果たすとともに、尊敬する Drupaler の皆さんと夢のような 2 日間を過ごさせていただきました。いま振り返ると内情は冷や汗が出るような局面の連続でしたが、qchan 氏、kyoko.ja 氏はじめ多くの皆様の力をいただいて、どうにか無事乗り越えることができました。
今回の出展/セミナー参加に際して道外から駆けつけてくださった Drupaler の皆さん、スタッフ募集に手を上げてご協力いただいた札幌の皆さん、また OSC に向けて開催した勉強会や当日のセミナーに参加いただいた皆様、そしてこの機会を与えてくださった OSC 事務局と関係者の皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
来年はより充実した形で参加できるよう、今後もコミュニティの活動を継続し、発展を目指して努力を重ねていきたいと思います。