drush の sql:dump コマンドについて:
コマンドヘルプ
mysqldump や同等のコマンドを使用して、Drupal のデータベースを SQL としてエクスポートする。
使用例
- drush sql:dump --result-file=../18.sql
SQL ダンプを Drupal ルートの上位ディレクトリに保存する。 - drush sql:dump --skip-tables-key=common
標準のテーブルをスキップする。examples/example.drush.yml を参照。 - drush sql:dump --extra-dump=--no-data
追加のオプションを mysqldump コマンドに渡す。
オプション
- --result-file=RESULT-FILE
ファイルに保存する。ファイルは Drupal ルートからの相対パスで指定する。--result-file オプションに 'auto' という値を指定した場合、日付に基づくファイル名が生成され、~/drush-backups ディレクトリに保存される。 - --create-db
DROP TABLE 文を省略する。Postgres と Oracle でのみ使用。 - --data-only
スキーマを作成する文は含めずデータだけをダンプする。 - --ordered-dump
主キーで並べ替えを行い、差分検出に効果的な改行を追加する。ダンプの速度は低下する。MySQL のみ。 - --gzip
gzip プログラム($PATH に含まれている必要あり)を使用してダンプを圧縮する。 - --extra=EXTRA
データベース接続時のカスタムの引数やオプションを追加する。
(テーブルをリストするために内部的に使用される) - --extra-dump=EXTRA-DUMP
データベースのダンプ処理(mysqldump コマンドなど)にカスタムの引数やオプションを追加する。 - --format[=FORMAT]
結果データの形式を指定する。利用可能な形式:csv、json、list、null、php、print-r、string、table、tsv、var_dump、var_export、xml、yaml
(既定値:null) - --fields=FIELDS
利用可能なフィールド:パス(path) - --field=FIELD
単一のフィールドを選択して形式を 'string' にする。 - --database[=DATABASE]
settings.php で複数の接続を使用している場合に DB 接続キーを指定する。
(既定値:default) - --target[=TARGET]
指定したデータベース接続のターゲットの名前。
(既定値:default) - --db-url=DB-URL
Drupal 6 スタイルのデータベース URL。
例:mysql://root:pass@localhost:port/dbname - --show-passwords
CLI 上にパスワードを表示する。デバッグ時に便利。 - --skip-tables-key=SKIP-TABLES-KEY
$skip_tables 配列のキー。example.drush.yml を参照。 - --structure-tables-key=STRUCTURE-TABLES-KEY
$structure_tables 配列のキー。example.drush.yml を参照。 - --tables-key=TABLES-KEY
$tables 配列のキー。 - --skip-tables-list=SKIP-TABLES-LIST
完全に除外するテーブルのカンマ区切りリスト。 - --structure-tables-list=STRUCTURE-TABLES-LIST
構造としては含めるがデータは含めないテーブルのカンマ区切りリスト。 - --tables-list=TABLES-LIST
転送するテーブルのカンマ区切りリスト。
関連トピック
エイリアス
- sql-dump
参考資料
- sql:dump(drush.org)